今さら聞けない「クロノグラフ」時計の基礎知識
【今さら聞けない腕時計の基礎知識(4)】腕時計を語るうえで欠かせない基礎知識&基礎用語を徹底解説!
【クロノグラフの特徴2】
2つの「積算計」と「クロノグラフ秒針」で
計測結果を表示できる
クロノグラフのストップウオッチ機能では、基本的に最大12時間まで計測が可能。【写真1】にあるように、文字盤内に3つあるサブダイヤルのうち2つで「時」「分」を表示、それとは別に「秒」のみ普通の時計で秒針にあたる針が表示する。ちなみにサブダイヤルが2つしかないモデルも存在する。
では残りは1つのサブダイヤルが何を指すのかというと、通常の時間の「秒」。クロノグラフ秒針と秒表示が、一見すると全く逆の役割を果たしているのも、クロノグラフの大きな特色だ。
以上を踏まえて、実際にクロノグラフで時間を計測してみよう。
それぞれの止まった位置を見れば計測結果は一目瞭然。ただし「分」を計る積算計は30分単位なので、10の目盛が「10分」なのか「40分」なのかは、改めて12時間積算計の針の位置を細かく見る必要がある。